海外製のサプリメントが危険な理由。実例を挙げて解説

増大サプリには日本国内で製造された日本製の国産サプリと、海外で製造されて日本に輸入されている海外製サプリの2種類があります。
日本製サプリは基本的に安全性が確保されていますが、海外製のサプリの場合は注意が必要となります。
なぜ海外製のサプリには注意が必要なのでしょうか?

本記事では

  • 海外製のサプリに配合されている成分の危険性
  • 危険ドラッグと非常に酷似したやり方で製造されている危険増大サプリ
  • 危険な海外製サプリが日本で購入できるカラクリ

について解説していきます。

海外製のサプリに配合されている成分の危険性

ここではより実感をもって理解をしてもらうために、実在する2つ商品の実名を挙げてその危険性を紹介します。

1つ目はメガマックスウルトラ(MEGA-MAX ULTRA)です。
メガマックスウルトラはアメリカにあるサファイアヘルスケアという会社で作られている増大サプリです。
メガマックスウルトラに配合されている成分の1つにトリビュラスというものがあります。
このトリビュラスは別名ハマビシと呼ばれていますが、このハマビシは食品衛生委員会の公式ページにて注意喚起されている成分です。

参考サイト:「ハマビシ」を含むサプリメントに注意

上記参考サイトに記載されている内容を簡単にまとめると以下のようになります。

  • ハマビシの果実は日本では医薬品成分に指定されている
  • そのため健康食品や食用に供することは禁止されている
  • ハマビシは神経系、筋肉、肝臓及び腎臓への影響が報告されている
  • ハマビシの草木の部分は一部のEU諸国で食用サプリへの使用が安全でないとして流通が禁止されている
  • スペイン消費食品安全栄養庁の報告書ではハマビシの草木部分の使用について安全であると評価するための十分な毒性学的データはなかったとされている

このことからメガマックスウルトラは日本では医薬品成分と指定されているハマビシが配合されている増大サプリであること。
メガマックスウルトラを摂取するとハマビシの作用により神経系や筋肉、腎臓及び肝臓に影響が出る可能性があることの2点がわかります。

2つ目はNYC(ニューヨークキャンディ)です。
NYCは増大サプリというよりも精力増強剤と呼ばれています。
NYCの姉妹商品であるNYC Pinkは女性用の媚薬とされているようです。

このNYCは公式サイトにて成分一覧を公開していますが、実際には記載されていない成分も配合されていることが厚生労働省の調査でわかっています

参考サイト1:平成 28 年度「インターネット販売製品の買上調査」の結果について
参考サイト2:医薬品成分を含有する健康食品の発見について

上記参考サイト1では厚生労働省が日本国内向けに販売されている健康食品や海外製の医薬品を実際に買い取り調査をした結果、健康食品では医薬品成分が含まれており日本国内で無承認無許可医薬品に該当するもの、海外製医薬品と称しつつ表示された成分が十分でないまたは表示と異なる成分が含まれているものを紹介しています。
その中で紹介されているのがNYCとNYC Pinkです。
参考サイト2ではNYCとNYC Pinkから検出された成分やその作用などを具体的に説明しています。

NYCとNYC Pinkでは共通してホモタダラフィルとノルタダラフィルという成分が検出されたことが報告されていますが、この成分は日本国内では医薬品として承認されていないですが、医薬品成分に該当するものということです。

このように、海外製のサプリメントには日本では医薬品成分に指定されている成分が配合されていたり、医薬品においては表示が記載されていない成分が配合されている事例が実際にあります。
このようなサプリメントや医薬品を摂取した場合、体調に異変が現れるだけでなく、病院に行っても原因がわからない(成分が表示されていないため)など多くのリスクがあります。
このような危険性があるために海外製のサプリメントの摂取はおすすめできないと多くの増大サプリサイトでは言っているのです。

危険ドラッグと非常に酷似したやり方で製造されている危険増大サプリ

「日本で医薬品成分に指定されているということは、医薬品と思って飲む分には安全なんじゃないの?」
「日本で医薬品として承認されてないだけで、海外では安全なんなら大丈夫なんじゃないの?」

そう思われる方もいると思います。

それでは合法ドラッグ、いわゆる危険ドラッグと海外製の増大サプリの共通点を紹介することでその危険性をさらに解説していきます。

危険ドラッグとは─麻薬や覚醒剤の化学構造を一部変えただけのもの

2014年に東京の池袋で脱法ハーブを吸引した男性が車を運転、暴走して通行人をはねて多くの死傷者を出した事故が記憶に新しいかもしれません。
このときのニュースで脱法ハーブや危険ドラッグなどの危険性は多く語られていました。

この危険ドラッグはどのように作られているのでしょうか。
その解説は以下のサイトが詳しいです。

参考サイト:危険ドラッグってなに?

上記サイトで解説されているように、危険ドラッグとはすでに存在している麻薬や覚醒剤の化学構造の一部を変更しただけの成分が配合されているドラッグです。
少ししか変わっていないためにその作用は麻薬や覚醒剤とほとんど変わりません
また、麻薬や覚醒剤より危険な成分が含まれている可能性があるだけでなく、従来の化学構造と変わっているためにどのような危険性があるのかわからないといった非常に悪質なドラッグなのです。

そして、海外製のサプリメントなどではこの手法が取り入れられている場合があります。

NYCの成分にみる危険ドラッグとの共通点

さきほど紹介したNYCという商品ですが、これに含まれている成分にノルタダラフィルというものがあります。
このノルタダラフィルはタダラフィルという成分と非常によく似た化学構造になっています。
タダラフィルとは日本では医薬品成分と指定されている成分で、実際にタダラフィルを含んでいる医薬品も存在します。
このタダラフィルは主にED治療薬などに配合される成分のようです。

参考サイト:平成 28 年度「インターネット販売製品の買上調査」の結果について

この手法は危険ドラッグの製造方法と非常に酷似していると言えます。

危険ドラッグは麻薬や覚醒剤の化学構造を一部変えたものであり、作用はほとんど変わらない、しかし従来の化学構造と違うためどのような危険性があるかわからないという怖いものでした。
これをさきほどのNYCに配合されているノルタダラフィルに置き換えると、作用はタダラフィルとほとんど変わらない、しかし従来の化学構造と違うためどのような危険性があるかわからない、ということになります。

さらにNYCの悪質なところはこのノルタダラフィルを配合していることを表記していないところにあります。
NYCを摂取することで体に異変を来たし病院に行ったとしても、ノルタダラフィルが配合されていることが記載されていない以上お医者さんも正しい治療や判断を下せなくなります。

このような事実が海外製のサプリメントには存在するということを肝に銘じておいてください。

危険な海外製サプリが日本で購入できるカラクリ

なぜこのような危険なサプリメントが日本で購入できてしまうのでしょうか。
それは日本国内向けにそのサプリメントを取り扱っているサイトの手法を紐解けばわかります。

個人使用目的での輸入と販売目的での輸入の違い

サプリメントを海外から日本に輸入する場合、個人での使用を目的での輸入なのか、商品として売る目的での輸入なのかで審査内容などが変わってきます。

まず個人での使用を目的としている場合では基本的にそのサプリメントがどのようなものかの細かい審査は無いとされています。
しかし、販売を目的として輸入する場合には薬機法をクリアしているか、食品衛生法をクリアしているかなどの審査があります。
この審査をクリアしない限り海外のサプリメントを日本に輸入して販売することは基本的にできません。

日本国内で正規に流通している海外サプリメントはこの審査をしっかりと通過しているものだけです。
しかしメガマックスウルトラやNYCが流通している現実があります。

そこには個人輸入代行というカラクリがあります。

個人輸入代行で危ないサプリメントが日本に入ってくる

メガマックスウルトラを取り扱っているオオサカ堂やNYCを販売している公式サイトなどには『個人輸入代行』という記載があります。
この『個人輸入代行』というのがキーワードになってきます。

個人輸入代行とは注文者個人と商品の販売者の間を取り持つことを言います。
ここでは注文者(A)、販売者(B)、代行者(C)として説明します。

輸入代行の仕組み

注文者は欲しい商品、商品の発送先の住所などを代行者へ渡します。
これは代行者のサイト上で通常の商品を注文するときのように行なえます。

注文者から貰った情報を元に、代行者は販売者へ商品を注文します。
このとき、販売者へ渡る情報は代行者のものではなく注文者の情報が渡されます。

販売者はその注文を元に注文者へ商品を発送します。

もし代行者が商品を一度受け取り注文者へ発送していた場合は個人輸入代行にならないので審査が必要になります。
しかし、商品は販売者から注文者へ直接発送されているので、注文者の個人輸入、つまり審査を受けることなく輸入できるのです。

この方法を使うことで海外の危険なサプリメントなどが平然と審査も無しに日本に入ってきてしまうのです。

そしてこの個人輸入代行にはさらに危険な落とし穴が存在します。

輸入代行をしている人はあくまでも注文を個人の代わりに行っているだけです。
なので、例え購入した商品を摂取して体調に異変をきたすような健康被害などにあったとしても輸入代行した人や会社はその責任を負うことは一切ありません。
そのことは利用規約などに記載がされていますが、そこまで細かく読み込む人はほとんどいないかと思います。

安心安全な増大サプリを選ぶには?

海外製のサプリメントを個人輸入で購入する場合、安心安全なものを選ぶことは不可能に近いと考えます。
なぜ正規ルートでそのサプリメントが日本に流通していないのかを考えると理解いただけると思います。

それでも安心安全な増大サプリが欲しい!という人は、日本国内でサプリメントとして製造されている増大サプリから選んでください。
日本国内でサプリメントとして製造され、サプリメントとして販売されている増大サプリは基本的に基準をクリアしているものです。
医薬品成分が配合されていることもなく、医薬品成分を一部改変した危ない成分が入っていることもありません。

当サイトで紹介している増大サプリも基本的に日本国内で製造されているものを紹介しています。
安心安全な増大サプリが欲しい人は参考にしてみてください。